人と仕事を知る
多彩なIPや技術が
社内に揃うので
挑戦できるフィールドが
豊富にある
社内に揃うので
挑戦できるフィールドが
豊富にある
- 有馬 真作 SHINSAKU ARIMA
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CGスーパーバイザー
ゲームCG制作を進化させる最新テクノロジー
ゲームCG技術の進歩はまさに日進月歩です。例えば、「物理ベースレンダリング(※1)」は今や「フォトリアル」な3D表現に必須の技術になりました。より効果を上げるため、物理ベースのマテリアルやライトのライブラリ強化を進めています。オブジェクトの配置を効率化したり植物や布などをアニメーションさせたりする「プロシージャル(※2)」なワークフローもすでに当たり前の技術になりました。写真からリアルなオブジェクトを生成する「フォトグラメトリ(※3)」技術、「Simplygon(※4)」や「A.I.Gigapixel(※5)」などゲーム制作の効率を向上させるツールもたくさん導入しています。アニメーション関係ではニューラルネットワーク(※6)を利用してモーションを自動生成する技術が有望です。
最近発表された、4足歩行する動物のモーションをニューラルネットワークで学習させる技術は、高いところへの上り下りや、ジャンプや着地までとても自然につなげてやってのけます。多くの計算リソースが必要な「モーションマッチング(※7)」よりもエレガントな手法だと思いますね。様々な技術をゲーム制作へ応用させるため、フューチャーテックベースやTAチームで研究しています。
「TA」とはテクニカルアーティストの略で、テクノロジーとアート、両方の資質を備えた人材です。具体的には、アーティストとしてグラフィック制作の知識を持ちながら、スクリプトも書くことができる技術的な一面も持ち合わせています。コーエーテクモには開発現場のニーズを吸い上げてくれるフューチャーテックベースがあるのですが、ツールの導入や教育などはTAが中心となることで効率化を図っています。
「AR」と「ノンフォトリアル」表現の可能性
「AR(拡張現実)」に注目しています。ゲームの今はまだコンシューマー用ハードが未整備のため盛り上がりに欠けますが、いずれスマートフォンはウェアラブルの方向に進化していき、ARは標準的な技術になるでしょう。目の前にフォトリアルなキャラクターが現れて会話ができるなど、リアルタイムでフォトリアルなレンダリングを行う技術と結びつけば、面白く役に立つ使い方がいくらでも出てきます。特にコロナ禍の影響により、仮想現実を使った様々なアクティビティの需要は更に高まっています。
もう一つは、高品質な「ノンフォトリアル」表現。技術がフォトリアル化に向けて進む一方で、スタイライズされた表現方法もこれからますます注目されていくでしょう。コーエーテクモは線画調、油絵調などノンフォトリアルなIPが豊富です。ガストタイトルのアニメ調のキャラクター表現などもたくさんの方が興味を持ってくれています。スタイライズされたタッチやアニメーションをAIで自動的に再現する技術などは特に有望だと思います。
幅の広いCG技術や機会がある会社
コーエーテクモには多くのIPがあり、多彩な表現スタイルが存在します。アクションゲームもあれば、シミュレーションゲームもあり、オンラインゲーム、ソーシャルゲーム、何でもそろっている。『Rise of the Ronin』のような重厚なオープンワールドかつフォトリアルなタイトルもあれば、ルビーパーティータイトルのような美麗な線画もあります。こんなに豊富なワークフローのノウハウを持っていて、そのすべてに触れることができる会社っていうのはかなりレアな存在です。1本のAAAタイトルだけを数年間かけて作り続ける会社も多いですから。
コーエーテクモは、専門性も求められますが、自分次第でいろいろなこともできます。さまざまなIPへのチャレンジや、アーティストとしてテクニカルな知識や技術を伸ばせるTAの様な仕事まで、自分の可能性にトライしたい人にぴったりの会社だと思います。