このたび、株式会社コーエーテクモホールディングス代表取締役社長襟川陽一が理事長を務める公益財団法人 科学技術融合振興財団(略称:FOST)は 2022年3月3日(木)に「第15回FOST賞」授賞式をオンラインで開催しました。
「第15回FOST賞」と「第11回FOST社会貢献賞」は、筑波大学システム情報系構造エネルギー工学域助教 鈴木研悟氏がダブル受賞いたしました。「第9回FOST新人賞」は、北海道大学大学院文学院 横山実紀氏が受賞いたしました。
第15回FOST賞 | |
---|---|
受賞者 |
|
研究課題 | ゲーミングを基盤とするエネルギー 政策評価法の提案 |
授賞理由 | 競争的な市場における化石燃料から再生可能資源へのエネルギー転換をテーマとし、ゲーミング実験とエージェントベースシミュレーションを統合的に用いる新しい政策評価法 を提案されました。また、実験者と参加者の物理的接触を必要としない完全遠隔型のゲーミング実験環境を構築されました。 |
第9回FOST新人賞 | |
受賞者 |
|
研究課題 | 社会的意思決定プロセスにおける無知のヴェールの有効性と限界:忌避施設立地問題を題材としたゲーミング 研究 |
授賞理由 | 社会全体での合意が必要な公共的意思決定の問題において、無知のヴェールの有効性と限界を見極めることを目的とし、「高レベル放射性廃棄物処分地選定合意形成ゲーム」および改変を加えたゲームも開発・実施し有効性を確認されました。 |
第11回FOST社会貢献賞 | |
受賞者 |
|
授賞理由 | エネルギー源を転換する非常に重要で必要な政策テーマに正面から取り組んでいるだけでなく、はじめから政策の立案・評価の分析技法にシミュレーションだけでなくゲーミングの手法を組み込んでおり、終局的には社会問題の効果的でより多くの人々の納得の行く解決へと貢献するものと言えます。 |